8月のアドプトリバー千代崎

room

Adopt a River Chiyozaki, August


8月の花壇 平成28年8月 リバーの花と活動です

8月 - 葉月 -

1日/少し潮風のかおるリバーで夏休みラジオ体操が始まりました。ラジオ体操が終わると、散水の手伝いをお願いしました。

子供が散水するので、如雨露をつけました。この如雨露は太陽の下で散水すると、虹を作る優れものです。

3日/山茶花に茶毒蛾が発生しているので毒蛾退治をしました。切った枝を袋に入れる時、毒蛾の毛が飛んで服に付いていました。

服に付いた毒蛾の毛を家に持ち帰ったので大騒ぎしました。毒蛾は後から気がつくので始末が悪いのです。

4日/ラジオ体操のあと、池掃除をしました。藻におおわれた網を外して、池の水を樋にながすと、エビ、金魚、メダカがはねています。

池の中にいるカニ、ドジョウ、モロコなどをすくい出して水替えをしました。金魚の桶は幼児とお母さんで綺麗に掃除をしました。

5日/ラジオ体操が始まると朝が早いのです。ふと川を見ると魚のデザイン。波がアオコで描いたのです。

ビルの陰では光が干渉して幻想的な縞を描いています。

6日/毒蛾退治の秘密兵器が届きました。毒蛾の毛を飛散させずにベタベタの幕で覆い隠して退治するので、ほかの昆虫に害を与えません。

風上からシューと一吹きすると、ベタベタの幕に覆われて憎き毒蛾が動けません。

8日/堤防と木の間から夕日が差し込んでいます。それに向かって散水すると、水と光の美しさが広がります。

夕日が沈む少しのあいだ、夕日が向かいのビルから反射して、優しさに包まれます。

9日/最高気温が35℃の日が続いているのに、赤トンボが群れています。季節がおかしくなっているのでしょうか。

11日/今日は山の日で休日。池の泥を抜きます。石油の吸い出しポンプの原理で、石の底にたまった泥を吸い出します。これを2時間ほどすると池の水が澄んで来ます。

芝生花壇は子ども達が散水します。シャワーの美しさで子どもの感性を知らず知らず育てています。

太いカメムシとスリムなカメムシがいました。いったい何処からきたのでしょうか。

根尾谷では「カメムシの多い年は大雪になる」という言い伝えがあります。大阪では「猛暑の年はカメムシが多い」という言い伝えが生まれそうです。

19日/最高気温が38℃を越えた日の午後5時、突然空が曇り恵みの驟雨。

人も路肩の草もアートの魚もみんな一息つきました。

21日/日中はとても暑いので、散水は9時頃までにしています。子供が来ると虹散水を見せています。

23日/金魚桶にいる二匹のカエル。昆虫少年が田んぼから卵を取ってきて、大事に育てたカエルなので、指を近づけても逃げようとしません。人が来ると逃げるように躾ました。

27日/鷺除けの網に藻が発生するので、網を取り、桟を渡してヨシズで鷺除けと日陰が出来るようにつくりました。鷺は早朝に来るので、毎日ヨシズを閉めて帰ります。

28日/11日に池掃除したばかりなのに、連日の猛暑で池の水が濁っています。

サイホンポンプで水を抜き、池掃除をしました。池に入ると金魚が足をツツキにきます。よほどお腹が空いているのでしょうか?

29日/やっと朝から雨が降りました。台風のもたらす大雨ですが、木々には恵みの雨です。午後5時頃までに大阪で80ミリの雨が降りました。この頃、川は最悪です。川の流れと満潮の入り潮とが合わさって川底を撹拌しているのです。悪臭を放し、汚水となって流れています。たくさんの魚がブクブクと浮いたので、浮いた魚を網で掬い、池にいれました。ボラ、セイゴ、底にいるハゼ、ドンコも掬いました。

30日/昨日、池に入れた魚は一匹も浮いていません。汽水域の魚は真水に適応力があるようです。

昨夜、大雨が降り続いたので、川は泥の川になって流れています。上流からの雨水が土砂を含み流れて、本来の川になっていました。

そして、花壇は緑を深め、緑が抜けた白粉花が再び咲きました。

31日/強い北風が夏の光りを見せています。

8月の花と実

ゴマは見事な高層建築をつくります。その莢にはビッシリと種が詰まっています。

花の咲いた後のススキ。白い穂の下に小さな花が隠れています。

赤のまんま、この花をままごとに使ったことから余情のある名前をつけています。

切り戻しをした黄花コスモス。いまが色鮮やかです。

ミントは野生化して野草と競い合っています。

虎の尾とセージ。どちらも宿根草。何年も植えているので、今年は花に勢いがありません。

へくそかずらの花と実。花も実も可憐で綺麗です。

大切に育てていた隼人ウリ。アリが根に巣を作り枯れてしまいました。